「SILENT ROMANCE」杉山清貴&オメガトライブの哀しい音色が心の悲しみを癒す
「SILENT ROMANCE」
杉山清貴&オメガトライブ
from album RIVER'S ISLAND
1984
「SILENT ROMANCE」はバラードならではの深い碧さが感じられる音色です。
その余韻で、オレンジ色やパープル色が、うっすらと。
夜を越えた明け方の空のような、夜明け直前の空気に似ているのかも。
杉山清貴さんの透明感のある声は、まるでディストーションの効いたギターのように伸びていきます。
間奏のギターとの相性も抜群ですね。
聞き所は、ギターソロ直後のコーラスと、ボーカル。
その掛け合いです。
素晴らしいハーモニー。
哀しみに満ちている世界が、透明感があって美しすぎて、なにかを錯覚しそう。
「悲しい歌を聞くことで心が癒されることがある」という話を聞いたことがあります。
「悲しいからこそ、癒しになる」のだそうです。
心の中に残されている哀しみと向き合うとき、挿入曲としてお聴きください。
歌詞の意味がわかるからこその嗚咽があれば、音楽の旋律そのものの美しさの感動もあります。
「SILENT ROMANCE」
杉山清貴&オメガトライブ
from album RIVER'S ISLAND
1984
written by 水瀬次郎
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